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「フィールドワークスでは、更なる発展と事業拡大に伴い、想いを共にし、一緒に働いていただけるスタッフを募集しています。リアルローカル福井に取材していただいたので、下記をご覧ください!

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農業を通して自分の能力を伸ばしたい仲間求む!

福井県は、田舎=農業という印象を受ける方も多いのではないでしょうか。確かに、車を少し走らせれば、田んぼや畑が一面に広がる広大な地域に、農村のおばあちゃんやおじいちゃんが腰の曲がった姿で道を歩いている、それが福井でもよくあるごく普通の風景だったりします。

そんな農業が盛んと思われがちな福井県ですが、農業就労者の高齢化や若者の県外流出が加速していることに加え、農業生産量が全国的に見てワースト3位や4位をさまよっていることが深刻な問題としてクローズアップされていることも事実。

株式会社フィールドワークスの代表・吉村さんは、三代続くさつまいも農家の長男。幼い頃から農業を営む祖父母や両親の背中を見て育ったことから、 “自分が農家を継ぐのは当然のこと”と思いながら過ごしてきました。

周りの同級生が親の農家を継ぐことなく、県外で就職したり地元でサラリーマンになる姿を見ながらも、吉村さんの思いは少しもブレることなく、農業専門の学校や海外で学んだ後、21歳で地元福井に帰り、親のさつまいも農家を継いで今年で18年になります。

「農業をやってるのがカッコ悪いとか、食べていけないとか、農業に対するネガティブなイメージを払拭したいんですよね」

吉村さんがそう思うようになったのは、30歳手前の頃。昔は15件もあったさつまいも農家が、たった5件にまで激減してしまったことに危機感を抱いたことが大きなキッカケ。

高齢化で生産者がどんどん減っていく中、「代々育ててきた、この豊かな土地を未来につなげることが自分の役目なのでは」と感じ、同世代のさつまいも農家の仲間5人で「とみつ金時」をブランドとした生産組合「エコフィールドとみつ」を設立。それに伴い、吉村農園から独立する形で、2011年8月「株式会社フィールドワークス」として法人化しました。

「フィールドワークスという社名は、英語で畑仕事を意味する“work in the field”に由来しています。野菜の生産や販売を通じて、農業の新たな可能性を自分たちで表現していきたいという想いが込められているんです」

農業のマイナスなイメージとは裏腹に、夢や希望、誇りを持ちながら「畑仕事を一生の仕事とする」という、吉村さんの強い決意と覚悟がうかがい知れます。

「正直、農業に就く人が年々減ってピンチな状況であることには変わりない。でも、だからといって落ち込むのではなくて、この状況がむしろチャンスだと僕たちは捉えてるんですよね」

農業が持続可能なのかどうか自分たちがモデルとなり、若者にリアルに見せることで、農業に対するイメージを変える。そして、持続可能な経営・栽培を実現し、農業を通して地域を活性化させていくことが吉村さんの目下の目標であります。

農場風景

ここ「とみつ金時」の産地である福井県あわら市富津地区は、石川県との県境にある見晴らしの良い海沿いの丘陵地帯。風力発電用の巨大な風車がまわる、どことなく異国情緒がただようエリアです。

西には越前海岸が広がる日本海、東には北潟湖が望める絶好のロケーションに加え、水はけの良い山砂と砂地や海からの強い風、昼夜の大きな気温差、という富津地区独特の環境が美味しい「とみつ金時」を実らせます。

鮮やかな紅色にぽってりと太ったフォルムが特徴的で、上品な甘みに適度な水分量が詰まったしっとりとホクホクした味わいが楽しめるだけでなく、サラリとした食感を合わせ持つことから、一般のさつまいもとは違った格別な美味しさを味わえると地元でも大人気。県内ではシェア9割を超え、最近では県内外をはじめとした料理人やパティシエからも熱い注目を浴びるほど。

さつまいもの収穫時期は、主に8月~11月の約2ヶ月間。一年で一番忙しく楽しみな時期ではありますが、年ごとに変化する気候によって出来栄えも収量も予測できないため、実際に土を掘ってみるまではドキドキもの。

収穫はトラクターで芋を掘り上げてから、丁寧に手作業で芋を集めていきます。さつまいもの皮は比較的傷が付きやすいため、爪などで傷を付けないように手袋をするなど、細心の注意を払いながら大事に取り扱われています。

「土を掘ってキレイな芋が続々と顔をのぞかせた瞬間、お客様の喜ぶ顔が目に浮かんで思わずワクワクするんですよね」

土地の風土を記憶する野菜と言われるさつまいもは、例え同じ品種でも気候や土質によって、まったく違うものが出来上がるというのも興味深いところ。「とみつ金時」は、赤土と山砂がバランス良く混ざった、保湿性と排水性抜群の畑で育っているだけでなく、海からの潮風を受け豊富なミネラルを吸収していることからも栄養価は高め。

また、さつまいもに適した土壌でありながらも、農薬の低減にも積極的に取り組み、独自に配合した肥料を使って化学肥料の使用を削減するなど、徹底した土づくりにより栽培されています。約3年に一度のタイミングで、緑肥(マメ科の植物)を栽培し、畑をしっかり休ませ土を元気にさせてから、再度さつまいもの栽培を行うといった工夫も取り入れています。

さらに「とみつ金時」の驚くべきところは、秋の収穫時以外でも美味しさを閉じ込めたまま一年中出荷できること。その秘密は、収穫時の傷口から貯蔵中に腐敗しやすくなるのを防ぐ、主にさつまいもで利用される大量貯蔵法の一種「キュアリング貯蔵」にあります。

平成23年に完成した全国的にも珍しい木造の貯蔵施設で、土付きのさつまいもをまず35℃、湿度90%以上の室内に、約90時間ほど置いておきます。今度は、12℃まで一気に温度を下げ湿度を80%にして保存。甘みと旨味がギュッと詰まった「とみつ金時」美味しさの秘密は、この徹底した温湿度管理にあります。

耕す

今年、中日新聞社による第七十六回中日農業賞で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した吉村さん。これは、中部各県で地域農業をリードする、若手農業者を顕彰するもので、初めての受賞したことから喜びもひとしお。

「自分たちがこれまでやってきたことが間違っていなかったんだ、と改めて感じることができた嬉しい出来事でしたね。また、後に続く後輩たちにも道を示せたのではないかと思います」

愛情を込めて作られた「とみつ金時」が、畑で穫ってから食卓までどうやって届けるかを意識しながら、「とみつ金時」のブランディングも福井県内の若手プランナーやデザイナーと組みながら、これまでの常識を覆すようなプロモーション活動も数多く仕掛けています。

例えば、他のさつまいもとの美味しさの違いがひと目で分かってもらえるよう、消費者向けに冊子を作ったり、農場で実際にさつまいも掘りを体験できるイベントなどの取り組みなど、その活動はさまざま。

「イベントなどでお客様から直に『美味しい』って言ってもらえることが、シンプルに嬉しいですし何よりの励み。どんどん良い物を作って、とみつ金時を誰にも文句言わせないくらいのブランドにしたいです」

収穫

今回、フィールドワークスで募集する理由は、事業と雇用拡大のため。出荷と植え付けで忙しい4~6月の繁忙期に向けて、力になってくれる人を募集しています。具体的な業務は、さつまいもの生産から出荷や販売、加工までの農作業全般に加え、出荷調整や値付け、収穫など、多岐にわたります。

また、最近では全国の商談会にも積極的に参加している背景もあり、とみつ金時の名を全国に広げる営業活動も精力的に行っています。

農業をやりたいという気持ちのある方であれば、未経験者や新卒の方も大歓迎。「農業以外にも色んなスキルを身につけられるので、どんなことも楽しみながら取り組んでくれる方だと嬉しいですね」

とはいっても、「本気で農業に取り組んでみたいけれど、本当に大丈夫かな…」と、興味より不安が勝って一歩を踏み出せない方も多いはず。フィールドワークスでは、入社後スタッフが安心して長期的に働ける職場環境が整備されているのも魅力の一つ。

例えば、給与や昇給、各種手当などの経済面、休日に代表される福利厚生面、独立やステップアップできる教育面など、待遇は一般企業に引けをとらないほど。

「試用期間を設けているので、まずはインターンや体験のつもりで来ていただいても大丈夫です。最初からガチガチに構えないで、気軽な気持ちで始めてもらってOKです。年齢や経験も問いません」

とみつ金時

さつまいもを育ててきて今年で18年目。成功ばかりでなく何度も失敗を繰り返してきた。それでも「失敗したからこそ今があるし、未来につながる」と信じ、失敗から学び次に活かせる、農業はその繰り返しと、吉村さんは話します。

「農業は確かに楽な職種ではありません。万全の体制で取り組んだとしても、作物を育てることは予想し得ないアクシデントが付きまといますからね」

細心の注意を払っていても育てることに悩みが尽きることはなく、これらの難題に全力で取り組むのが農業の大変な部分。農業はいわば、“命を育む仕事”と言っても過言ではありません。

しかし、吉村さんと話していて感じたのは、動機や視点が極めてシンプルだということ。そして、どんな時も諦めず情熱をかけてチャレンジし続ける前向きな姿勢。

「大変なのは否定しませんが、それ以上にやりがいがあるのが農業の面白いところ。さつまいもを育てる中で、毎日新しい発見があり、学ぶことが数多くあります。僕らも作物に教わり、励まされているんですよね」

失敗を恐れず果てしなく挑戦し続けることは、なかなかできそうで真似出来ないことでもあります。それでも掲げている目標に向かって果敢にチャレンジし、実行に移し続ける中で、人間的にも学ぶことが多いことも農業ならではの強みなのかもしれません。

仕事風景

最後に、吉村さんに今後の展望について聞いてみました。

「僕たちは、先輩方に習った農業の技術を若手後継者が伝え、若手の農業者が増えることで、豊かに暮らせるような産地づくりを目指しています。それが、世界一の産地への第一歩であり、ゆくゆくは街の地域活性にもつながると考えています」

「とみつ金時」を全国区にすることで地域を盛り上げつつ、今後は持続可能な地域づくりを見据え、農作物だけでなくエネルギーの自給に向けた取り組みにも力を入れていきたいと話す、吉村さん。

農業に破壊的イノベーションを起こし続ける「フィールドワークス」に興味のある方はもちろん、農業に挑戦してみたい、一緒に農業を盛り上げたいという方は、ぜひ1度見学に来てみてはいかがですか?

FIELD WORKS
雇用形態 (1)正社員 (2)パート、アルバイト
雇用期間 長期(試用期間あり)
給与 (1)正社員:165,000円~220,000円
(2)パート、アルバイト:時給900円
社会保険 (1)正社員:雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金
(2)パート:雇用保険・労災保険
仕事内容 ・生産から出荷・販売・加工までの農作業全般
・主にサツマイモの出荷調整、栽培管理、収穫
・軽トラックでの運転作業
勤務地 福井県あわら市北潟271-60-1
勤務時間 8:00 〜17:15(休憩75分)
休日休暇 (1)正社員:週1~2回(本人希望日)
(2)パート、アルバイト:シフト制(週3~4日勤務) ※天候に応じて変動あり
応募資格 年齢:不問
学歴:不問
経験:不問
免許:普通自動車運転免許(AT限定不可)
待遇 社会保険完備
昇給あり
マイカー通勤可
通勤手当あり(上限1万)
選考フロー まずは下記よりご応募・お問い合わせください。
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採用(試用期間あり)
連絡先 電話:080-1955-8833  担当:吉村

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